もにゃにっき

つれづれなるままに、ちょっとコアな話をする

ウワサのプロトタイプ版ポケモン赤緑

いやぁ金銀のスペースワールド版流出もつい最近のような気がするってのに…ゲーフリ的には大丈夫なんでしょうか。
なんでも初代ポケモンの開発資料を集めている海外の有志の元に、「初代のプロトタイプ版を持っている」という匿名の人物からのコンタクトがあったとか。
そこには没ポケモンの後ろ姿や謎のトレーナーがいたりなんだりしたんだそうです。
helixchamber.com
↑でその画像や一部データが公開されているので、ガバガバ翻訳しつつ面白そうなものを紹介してみましょうか。
本物かどうかはぶっちゃけ怪しいんですが、とりあえず本物であるという前提で話します。

因みに、よく指摘されるポイントと反論
・「ミュウは完成ギリギリで追加されたからプロト版にいるはずない」→製品版も含めて整理したポケモン一覧なので、乗っているのが全部入っていたわけではない?
・「マップチップが青版だから外人の自作(海外では青が初代として売られた)」→送られてきたデータは不完全だったので、青ベースのハックロムで再現した?
色々説明はされてるんですが、英語なんでちゃんと理解できてるか怪しいです。

 

タイトル画面

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タイトルVer1

没タイトルロゴその1。まだタイトルがカプセルモンスターだった頃のもの。
同一と思われるものが、『ゲームフリーク―遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団』という本に載っているようです。

こちらのサイトで確認できます。arukuukura.xxxxxxxx.jp

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タイトルVer2

その2。ポケットモンスターに変更されてます。ポケモンサイドンの原型でしょうか。
これもゲームフリークの内部資料『怪獣図鑑』の表紙に同一らしきものが載ってるようですが…情報が少なすぎて、結局公開元と同じサイトくらいしかヒットしないという。

ポケモンの後ろ姿

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入手できたのは後ろ姿と内部データでの番号(図鑑の番号とは別)だけだったそうで、対応する場所に後ろ姿を置いてみたものらしいです。

名前と姿が判明していたポケモン

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ギャオーン?

新たに判明した中で最初の一匹は、内部番号や姿から「ギャオーン」だと推測されてます。
名前と、前から見た姿は『ポケモンをつくった男 田尻智』P122、123に載ってます。 

ポケモンをつくった男 田尻智 (小学館版学習まんがスペシャル)

ポケモンをつくった男 田尻智 (小学館版学習まんがスペシャル)

 

 ネットでもわりかし知名度が高いから、「ポケモン ギャオーン」とかでググればすぐ出てくる。

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バルンダ?

三段目真ん中あたりの風船みたいなのは「バルンダ」。
コイツも『つくった男』で名前と、おそらくコイツだろうという姿は判明していた。
そちらでの姿は白い色をしてるけど、(A)ってついてるからデザイン案が2パターンあったのかもしれない。

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ディア―?

鹿のようなポケモン。後のオドシシの原型では?とも。
名前も前から見た姿も『つくった男』で判明していた。

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クロッキー

同じく『つくった男』で名前と姿が判明したポケモン
ギョロ目のトカゲのようなデザイン。

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カクタス?

『つくった男』で名前と姿が判明したポケモン
サボテンのポケモンで、サボネアノクタスの原型?

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ジャッグ?

『つくった男』で名前と姿が判明したポケモン
ノコギリザメのポケモンで、サメハダーの原型?

姿のみ判明していたポケモン

 

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 『つくった男』で姿のみ判明したポケモン。ただし見切れていて全体像は分からない。
象のポケモンなのでゴマゾウドンファンの原型?

名前のみ判明していたポケモン 

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ブー?

バルンダの2つ右。雪男のようなデザイン。
ブーバーとエレブーに挟まれてることからも、セットとなる氷タイプのポケモンだった可能性が高いです。
ウルトラマンの怪獣「ウー」にも似てるので、『つくった男』で名前のみ判明していた「ブー」ではと言われている。
前から見た姿は不明。

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ファンガスとその進化系?

巻貝?イカ?のポケモン。姿は似ているけどデータ上では進化系ではないらしい。
『つくった男』でヤドカリ臭とコメントされてた「ファンガス」かも?

完全に正体不明のポケモン

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三進化のはスペースワールド版金銀のクルス系列に似てる…?
口がデカいやつはギャオーンの進化前かも。
一番下のはカメールとは別の、カメックスの進化前かもと推測されてます。
名前も前からの姿も不明。

その他

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ニドリーノ

ニドリーノ、というかニドラン♂の進化系候補?
ニドラン♂をそのまま大きくしたような後ろ姿をしてます。

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ズバットの進化前?

下のコダック系候補と合わせて、名前は「コバット」と推測されてます。
本来はコバット→ズバットゴルバットの流れだったのではないかと。

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ミコン?

スペースワールド版金銀にもいた、ロコンの進化前「ミコン」かな?

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コダックの進化系?

コダックゴルダックの中間?
コダック→ズダック→ゴルダック

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コーニャ?

SW版金銀にいたニャースの進化前「コーニャ」?
ただし、金銀のほうは耳が白かったり巻しっぽだったりデザインには差異があります。

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コイルの進化系?

本体は三つくっついてるけど磁石は二つしかない中間体、でしょうか。

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ガラガラの進化系?

おなかに赤ちゃんを抱えた、ガラガラとガルーラを足したようなポケモン
一部では「カラカラの進化系は元々ガルーラだったのでは?」と噂されてましたが…。

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ギョピン?

SW版金銀にいたトサキントの進化前「ギョピン」?

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コトラ系?

SW版金銀にいた「コトラ」「ライトラ」?
最終進化系は金銀にもいなかったので名前も不明。

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プチコーン?

SW版金銀にいたポニータの進化前「プチコーン」?

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ゴロチュウ?

ライチュウの進化先として設定されていたので、噂の「ゴロチュウ」では?と推測されてます。
それにしてはあんまり似てないけど…。

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カメールの進化系?

内部配置がゼニガメヒトカゲカメールリザードリザードンときてコイツなので、カメールの進化系と推測されてます。
言われてみるとカメールカメックスってそんなに似てないんですよね。
特徴的な渦のようなしっぽがなくなってしまいますし。
別の進化系が用意されててもおかしくないかも?

トレーナー

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上の段が初期も初期のもの、中段が中期のもので、下段は製品版のものです。
特に気になるのはロボットみたいなトレーナーと、途中まで位置が違うカツラ。

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ジャック?

ジャック、もしくは新宿ジャックという名前らしいトレーナー。
見るからにロボだこれー!(ガビーン)って見た目。
新宿は製品版でいうヤマブキシティのことでしょうか?
製品版では見た目はジプシージャグラー、中身はつりびとという没トレーナーになってます。

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しょうぼうし?

一般トレーナーだったらしいしょうぼうし。
炎タイプと水タイプどちらの使い手だったのか。
かじばどろぼうと合わせて、火災が起こるイベントでも予定されてたんでしょうか?

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シルフのチーフ?

見た目は製品版のカツラですが、データの位置は初代ファンの間では有名な「シルフのチーフ」。
元々はシルフのチーフだったんですね。

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ユウジロウ?

シバの位置にいるなんか偉そうな子供トレーナー。名前はユウジロウらしい。
1人目のジムリーダーとして用意されていて、右のデザインは杉森さんのTwitterで公表されてました。

一人目ということは、トキワジムのリーダーでしょうか?

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カツラ?

カツラの没デザイン。これまたTwitterで公表されていました。

初期の説明書や一部の攻略本も、こっちのデザインの顔が描かれていたらしい。
ついでに言うとアニメは二つの中間みたいなデザインでしたね。

 

その他個人的に気になるのはジェントルマンときとうし。
ジムリーダーや四天王でまとまってる後半になぜ一般トレーナーが紛れ込んでいるのか…。
それもかなり初期からいるようだし。

歩行グラフィック

歩行グラフィックも、Ver1とVer2の2種類あります。

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Ver1

Ver1はまだまだ数が少ない。でも面影はすでにありますね。
特筆すべきは猫のようなキャラ。同じものが田尻さんの『新ゲームデザイン』という本の表紙にも使われています。 

新ゲームデザイン―TVゲーム制作のための発想法

新ゲームデザイン―TVゲーム制作のための発想法

 

でも他はキャラクター、マップチップ合わせても同じものはなさそう(似てるのはあるけど)。

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Ver2

Ver2になると数も増え、見覚えのないキャラのほうが少なくなってきます。
右の方にある、神様みたいなキャラや渦巻きはなんでしょう…。
うずしおの構想がすでにあったのか?

 

 

とりあえず裏付けが取れるものを中心にまとめてみました。
結構一致してるものもあるんですが、逆に言うとネットをあされば出てくる程度の情報、ということなので
それらを元に巧妙なフェイクを作るのも不可能ではないんですよねぇ。
となると真偽を見分けるポイントはこれまで世に出てなかった新情報、ということになるんですが
今度は誰も知らなかったんだから答え合わせができないというジレンマ。
金銀の時は動かせるROMというのが信憑性を高めてましたが、これはどうなんだろう…。

ゲームボーイアドバンスからgsfファイル抽出

ゲーム音楽吸い出しシリーズGBA編です。
.gbaファイルから音源を抽出します。

用意するもの

・音源を抽出したいゲームのROM
御多分に漏れず、何とかして自力で吸い出すように。

Saptapper
ROMから音源を吸い出してくれるツール。
zipファイルをDL後、任意の場所に解凍してください。

抽出手順

Spatapper.exeに.bgaのファイルをドラッグ&ドロップする。
今回はこれだけ。
古いバージョンだとコマンド打ち込みでしか出来なかったようで、そのように描かれているサイトもありますが今はD&Dで実行できます。

対応タイトルならROMファイルと同じ名前のフォルダが作られ、中にgsflibファイルが1つとminigsfファイルがズラーッっと入ります。

gsflibが実際の曲・効果音のデータ集でminigsfが曲のアドレス?みたいな感じでしょうか。

非対応だとフォルダ自体が出来ません。自分の試した範囲だとスパロボJはダメでした。

要らない曲や効果音のminigsfは削除しても問題はありません。
といっても、1ファイル1KBしかないので消してもたいして軽くなりませんが。

一応、同梱されているgsfopt.exeとoptimize.batを使うとgsflib内の余分なデータを消去しサイズを小さく出来るのですが、
windows10だと必要なライブラリ(msvcr71.dll)が標準で入ってなかったりちょっとややこしかったのでお勧めしません。

要望があったら詳しく書くかも。

再生

これまたプラグインを入れたfoobar2000を使っています。

一応、専用プレイヤーもいくつかあるみたいです。

 

参考資料など

www16.atwiki.jp

secret-return.hatenablog.com 

余談ですが、「星のカービィ 鏡の大迷宮」のBGMを抽出したら没曲が出てきました。
サウンドプレイヤー最後の謎曲じゃなくて。

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~42番までが本編で聞ける曲で、100番~が効果音です。
間に不自然に数字が数字が飛んだ、50~53番の曲があります。

中身はそれぞれ森自然エリア、城建造物エリア、遺跡エリア、ラストボス第1形態のエコーが強いバージョン?
それ以外は違いが判らなかったです。

なんでしょ、これ?

ジョジョの奇妙な冒険における法律と正義

いやぁ始まりましたね、テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風」。
この記事書いてる時点ではもう2話ですが、中々楽しく見てます。

そりゃ全く不満がないわけではないですが、今日の主題はそこじゃなく。

 

アニメで初見な方の感想なんかを見てると、「ジョルノが主人公なのにいきなり軽犯罪を起こしてて新鮮」みたいな意見を割と見かけますね。
連載当時の読者でも、似た感想を抱いた人は多いと思います。

ですが、5部以前もジョジョって犯罪まがいのことは結構してるんですよね。
最初のジョルノのはただの悪事ですが、他の登場人物たちは自分の正義に基づいて、法律を破っている。

本来なら一致するはずの「法律」と「正義」ですが、ジョジョにおいてはそうではない。

なぜその2つが食い違うのか。そして、食い違うならば何が正義なのか。
そんな観点から、ジョジョの「正義」を掘り下げていこうと思います。

 

あ、一応書いておこうかな。

 

【警告】
7部まで未読の場合、これより先は読んではいけない

 

大したネタバレではないと思うけど、一応ね。

法律と超常現象

早速ですが、なぜこの2つが食い違うのか、この答えは本編でも語られています。

「法律とは人間のためのもの!小包を受けとるやつは!人間じゃあないのだッ!」
「だから法律を破ってでもとりもどすッ!!」
――第10巻 シーザー

(巻数は単行本のものです)

柱の男という超常的な存在を、法律は考慮していない。
ゆえに、彼らとの戦いにおいて役に立たず、無視するのもやむなし、ということです。

この考え方は以降の部で、スタンドとの戦いになっても変わりません。

「おめーのスタンドは被害者自身にも法律にも見えねえしわからねえ…」「だから」
「おれが裁く!」
――第13巻 承太郎

柱の男がスタンドに置き換わっただけで、基本は同じ考えです。
法律はスタンドには適用できない。だから、主人公承太郎が代わりに裁く。

だから法律を破ることと正義であることは矛盾しないのです。

 

すこし話が変わりますが、能力バトルもので能力が一般的でない作品って珍しくないですか?
例えば、とあるとかヒロアカなんかは特殊能力が世間一般にも広まってる世界観ですよね。
あまり色んな漫画を読むほうではないので、探せば出てくるのかもしれませんが。

これは古いジャンプ作品の作風を引きずった結果だと思います。
北斗の拳などの能力バトル以前の作風では、主人公やごく一部の人間のみが特殊な技を使え、一般人は存在すら知らないというのは珍しくないようにおもいます。

 

話を戻します。

正義の心

法律で裁けない悪だったとしても、主人公に裁く権利はないのではないかという指摘もあるでしょう。
実際、本編でも敵に指摘されるシーンがありますし。

「しかし日本の法律が俺を死刑に決めたからといっておめーらにおれを裁く権利はねーぜッ!」
「オメーにおれを死刑にしていい権利はねえッ!」
――第29巻 アンジェロ

しかしジョジョでは正義の心は絶対の存在であることが大前提として描かれています。
これは特に4部以降のラストバトルでは顕著に表れています。

「おまえに味方する『運命』なんて………」
「おまえが乗れるかどうかの『チャンス』なんて………」
「今!ここにある『正義の心』に比べればちっぽけな力なんだッ!」
――第46巻 早人

 

「真実から出た『誠の行動』は…………」
「………決して滅びはしない………」
――第63巻 ジョルノ

 

「わからないのか?」
「おまえは『運命』に負けたんだ!」
「『正義の道』を歩む事こそ『運命』なんだ!!」
――SO第17巻 エンポリオ

主人公たちは正義であり、正義は正しいものである。

ジョジョが奇妙でありながら王道である所以です。

主人公たちの気高き正義の心を示すことによって、1部から続く「人間賛歌」「人間のすばらしさ」を描いているのです。

そして、正義の心をもった主人公たちは、法律を超えて正しい存在なのです。

 

一方で、第7部では主人公ジョニィが「自分は正義なのか?」と苦悩する様子が描かれていますが…
それはまた別の話(そこまで語るとまとまらないので)。

いやすでにまとまってないような…。

何となく書きたいことを書きなぐった記事でした。

スーファミソフトからspcファイル抽出

ゲームromから音源を取り出そうシリーズ第2弾。
今回はスーファミことスーパーファミコンです。

ファミコンと違って取り出し方をまとめたサイトは割と出てくるんですが、気にせず書いちゃいます。

用意するもの

・音源を抽出したいゲームのROM
例によって、ネットから拾ってくるのはご法度です。自分で用意しましょう。
ただし、今回は「今流れているBGM」しか抽出できないので、サウンドテストがあるゲームが望ましいです。

SNES9x
スーファミエミュレータ。spcファイル抽出機能があります。
32bit版と64bit版があるので、自分のパソコンと同じ方をDLしましょう。
他のエミュにも同様の機能はあるのですが、これが一番使いやすかったです。

SNES9x日本語化パッチ
必須ではないですが、標準では英語で操作しづらいので入れておくと良いでしょう。
SNES9x本体と同じバージョンをDLし、本体と同じフォルダに.exeファイルを移動します。

f:id:monya3:20180926173743j:plain画像のようになっていればOK。
ダブルクリックして、「正常終了」と出れば日本語化完了です。

抽出手順

SNES9xで音源を抽出したいソフトを開く。今回も起動後ROMファイルをドラッグ&ドロップでできます。

サウンドテストを開く。ここはゲームによるので割愛。

抽出したい曲を再生すると同時に、タブの「ファイル」をクリック。
ゲームが中断されるので、そのまま「その他の保存」→「SPCデータの保存」を押します。

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これで「SPCs」というフォルダに、今流れているBGMのspcファイルが抽出されます。

なぜ同時押しをするかというと、途中から保存した場合spcファイルも途中からスタートしてしまうからです。

また、ファミコンのときと違い、1度に1曲しか抽出できません。
抽出したい曲が多いときは同じことを繰り返さなくてはならないので、ちょっと手間。
普通に録音するよりは楽ですが。

サウンドテストがないゲームの場合、曲が流れるシーンまで進め、うまーく曲が切り替わるタイミングで「ファイル」タブをクリックするしかないと思います。

クイックセーブ&ロードを駆使して頑張りましょう。

再生

foobar2000でもいいですし、SPC専門の再生ツール「SNES SPC700 Player」なんてものもあります。
チャンネルごとに音をオンオフしたりできて、なかなか面白い。
wavへの変換機能も持った優れものです。

また、曲名や作曲者などのメタデータの編集もできます。こちらの「ID6666」が代表的でしょうか。

nfsにもこういうのありそうなんですが、見つからない。

 

以上です。お疲れさまでした。

 

【追記】

ZSNESとSNES9x-rrというエミュにはSPC自動取得機能があるらしいです?
?がついてるのは、調べても情報が少なすぎるのでよくわからないからです。

もし分かったら別記事で紹介します。

ジョジョ展に行ってきました

タイトルの通りです。
荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」を見に国立新美術館へ行ってきました!

14時のチケットを取っていたのですが、凄い人数でしたね…
待ち時間はそう長くはなかったですが、列の長さは「ディズニーランドかッ!ここは!?」って感じでした。

その他周辺のイベントも含め、ざっくり感想を書いていきます。

原画展

公式サイトにあるように、8ブロック+グッズ販売コーナーで構成されていました。

入って真っ先にやるべきことは音声ガイドの端末を借りること
これは絶対借りた方がいいです。
荒木先生自身の「ジョジョ観」が、本人の声で聴けるのは貴重すぎます。

映像展示の前後は後戻り禁止ですが、それ以前・以降のエリア内ならルートは自由なので
混んでいるなら後ろの展示品から先に見るのもアリです。アリアリです。

 

原画はかなり大量にズラーッと並んでいるので、全部見るには集中力が足りませんでした(笑)。
正直、そもそも原画を見てもこう、感動とかそういうのはない人間なんですよね自分。
スゲー!とは思いますけど。

そもそも荒木先生も、「漫画は印刷されるのが前提なのでそのつもりで描いている」みたいなこと言ってますから。
コピーでも損なわれることないジョジョの迫力スゲー!ってことにしときましょう。

なので個人的に制作秘話みたいな方が印象に残ってます。
特に原画展キービジュアルについて。DIOそれでいいんか。

 

描き下ろしの特大原画は、そんな自分でも感動する大迫力!!
荒木先生が選出したのでキャラに統一感がないですが、何となく納得する顔ぶれでした。
今の画風で吉良を描くとこうなるんだーとか、相変わらずハーヴェスト好きだなとか。
あとインタビュー?メイキング?の映像。
荒木先生が筆を執って着色するシーンがあります。
まだ肌色しか塗ってないのに、すでに絵として完成されている…流石でした!
露伴先生が一瞬で原稿を仕上げるのを目撃した康一くんはきっとこんな気分だったのだろう。

 

グッズは好みのものがことごとく売り切れでした。
クッキーとか食べ物系が欲しかったなぁ…タイミングが悪かった。
しょうがないのでミニアクリルスタンドを3個だけ購入。

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まさかのダブり。面子もパッとしない…

そんな感じで原画展は終了。続いて周辺のコラボイベント。

メルセデスミー

 美術館から少し歩いたところにあるメルセデスミーに展示されているドドドカー。

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正直こういう、「ジョジョ?あれでしょ?ゴゴゴゴドドドドポーズ!」みたいなノリは好きじゃないんですけどね。
ジョジョの魅力は独特のスタンド能力と、それが生み出す駆け引き、そしてキャラからにじみ出る荒木哲学だと思ってます。
うわっ面だけな感じがしちゃうんですよね、擬音とかポーズは。
でもくれるっつーもんは病気以外なら何でも貰う。

 

2階のUPSTAIRSにもコラボメニュー目当てで行きました。
予想以上の高級路線で、いつ

「このレストランも格が落ちたな…田舎者が増えたようだ」
「喰らってイナカへ帰りな!」

と追い出されるか冷や冷やしてましたが、店員さんにも最後までよくしてもらいました。
コラボメニュー2種類も美味しかったです。

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(今見るとひどいピンボケ…こういうレストランでパシャパシャ写真撮っていいのものかとキンチョーしてたんじゃ)

ペスカトーラはブラックサバスモチーフですが、やっぱりジョジョ的にはジョセフが食べてたネーロを思い出す黒さ。
んまい!ズビズビーズビズバーと食べるのが流儀。そんなんだから追い出されそうになるんだろ。

パフェはジョルノのような爽やかな味でした。
フルーツの新鮮さもさることながら、ガッツのGクッキーが美味しかった。
学がないので上手く言えませんが、その辺のクッキーとは違うのがエンジン音だけ聞いてブルドーザーだと認識できるように分かりました。

とは言え、もう二度と来ることはないだろうな…いえ凄く美味しかったんですけど、場違いな感じが。

OWSON

ちょいと離れたところにあるローソンが期間限定でオーソンに。

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ここでも限定グッズが売ってたんですが、アクリルスタンドは1部と7部以外売り切れてました…
というか1部めっちゃ余ってた…なんでや…。
タオルとシャツは在庫に余裕あるように見えましたね。

ここでもアクリルスタンドを購入。7部も好きなんですが、始まりの1部にしておきました!

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デカい!

どうでもいいけどジョナサンとラバーズのポーズ似てる。

 

そんな感じで、一日ジョジョ尽くしでした。
ちなみに、当日の朝は「チケットに余裕があります」と公式Twitterでは言ってたんですが、着くころ(2時)には完売でした。
当日券は期待しない方がいいみたいです。普通は予約券買うでしょうけど。

 

ご覧いただきありがとうございました。

ファミコンソフトからnsfファイル抽出

---2024/01/07追記---

以下の方法は古くて手間です。
現在はオールドゲーム ROM研究様のファミコン音楽を使うことをおすすめします。

---追記終わり---

 

twitterをフォローしてくださっている人達は知っているかもしれませんが…
最近私はゲームのromから音源を取り出すのに凝っています。

その方法を、今回はファミコンに絞って紹介していきます。

 

用意するもの

・音楽を抽出したいゲームのrom
必ず自分の手で抽出したromを用いてください。ネットで拾ってきてはいけません。
私は某レトロなフリークとretrofdを使っています。
今回はファミコンなので、拡張子が.nesなファイル。これからファミコンの音声規格である.nsfファイルを作ります。

パソファミ

Windows向けファミコンエミュレータnsf作成機能が入っています。
元々有料ソフトだったのですが、開発者の安藤信明氏が2018年5月6日に亡くなり、本人の意向で無料公開となりました。
この場を借りて、追悼と感謝の意を表します。

パソファミの利用にはユーザー登録が必要です。↑のサイトをよく読みながら行ってください。

以上の2つが用意出来たら、実際に抽出します。

実際に変換

パソファミで音楽を取り出したいソフトを開く。nesファイルをドラッグ&ドロップでOK。

編集タブから「NSF自動作成」を選択。

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するとこんな感じの画面が出てきます。

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「動作確認」を押すと曲が流れます。ちゃんと再生されるか確認しましょう。

問題なければお好みでアーティストとコピーライトを入力して、「自動作成開始」をクリック。
また、演奏番号の後半は効果音のデータになっていることが多いです。
DQ3の場合、25曲目あたりから効果音が入っています。
これらが要らない場合は「総曲数」を24に変更すると、後半のデータを無視できます。

NSFファイル保存」をクリックでどこに保存するのか聞かれるので、好きな場所に保存。

これでnsfファイルが作成されました。

再生

プラグインを入れたfoobar2000なり何なり、再生できるツールで思う存分聴きましょう。
私はスマホに入れてZXTuneというアプリで再生しています。どうやらiOSにはリリースしてないみたいですが…
他にいいアプリあったら教えて。

もちろんnsfからwavなりmp3なりに変換することもできます。「foobar2000 変換」などで検索。

 

残念ながらすべてのファミコンソフトに対応してはいないようですが、大多数はこの方法で行けるようです。

お疲れさまでした。

 

余談。何故わざわざ抽出するのか。

サントラ買えばいいじゃん、と思う人もいるでしょう。
でも音源を直接再生するとこんなにいいことが。

①音質がいい

ゲーム内のデータそのままなので当たり前ですね。
といっても、よっぽどこだわる人でなければ気になりませんが。

②容量が小さい

理屈はよくわかりませんがめっちゃ軽い。
例えば、DQ3の曲はnsfファイルなら全部合わせてもたった17KBです。
これをwavに変換すると1曲で30MBとかになります。元のromより大きくなる不思議。
17KBなんて今の環境なら誤差みたいなもんですね。スマホに入れて持ち歩くのも容易。

③ループ再生できる

これが個人的に一番大きい!ゲーム音源を直接扱うからこそ。
好きな曲をいつまでも聴いていられます。

④サントラが出てないタイトルや収録されてない曲も聴ける

これも大きい。あの隠れた名曲が聴き放題。
サウンドテストがないゲームの曲も簡単に聴けます。

 

興味が沸いた人はぜひチャレンジ!してみてください。

はじめてのきじ

初めましての方は初めまして。そして、いらっしゃいませ。

ブログを開設したのはいいけれど、飽きっぽい自分がどれくらい続けられるのか…
でも書きたいネタはボチボチあるので、少しずつでも充実させていきましょう。

主に漫画アニメなどのサブカルや、エミュレータやゲーム機ハックなどちょっとコアなことを語るブログになると思います。

ではでは、よろしくお願いします。