皆さんはオーキドせんせいというキャラをご存知でしょうか。
「オーキド博士」ではありません、「せんせい」です。
オーキドせんせいは、初代ポケモン(赤緑青ピカチュウ)に登場しないトレーナー、いわゆる没データです。
当然ゲーム中で使われることはなかったのですが、グラフィック、手持ち、賞金など一通りのデータはしっかり用意されており、バグやチートを使うとバトルすることができます。
そのデータ内容は以下のページに譲るとして。
wiki.xn--rckteqa2e.com
今日の主題はオーキドせんせいそのものではなく、その手持ちから感じる違和感について。
手持ちは最低レベルでも66とチャンピオンとなったライバルの最高レベル65を上回り、最高レベルは70、初代ではあのミュウツーと並び一位タイ。
ほぼ間違いなく、最後の最後に立ちはだかるトレーナー、いわば隠しボス的ポジションだったことが伺えます。
しかし、なにか引っ掛かる。
最強のトレーナーなのに、手持ちポケモンが5匹しかいない。
レベルを見る限り、ライバルより格上のイメージを持って作られたキャラだろうに、手持ちの数という一点のみ、彼より劣化しています。
勿体付けましたが、実は初代において手持ちが5匹というのは珍しくなく、むしろ6匹埋めているトレーナーは数えるほどしかいません。
具体的にはコイキング6匹のつりびとと、チャンピオンロード前とチャンピオンになったライバルの3人だけ。
ほかは四天王でさえ5匹までです。
最終決戦の特別感を出すために温存していたのだとしたら、チャンピオンロード前でライバルが6匹繰り出すのはおかしい。
それに、それならオーキドせんせいも6匹埋まっていてもいいはず。
もしかしたら、開発途中では「敵の手持ちは5匹まで」というルールが決められていた?
だとしたらどういう意図で?
あるいは、敵だけでなくゲームシステム全体が5匹上限だったのか?
いやそれは大規模な作り直しになるから考えにくいし…。
答えは出なかったので、投げっぱなしジャーマンですが終わりです。