PSPソフトのバックアップデータをVitaのDL版に変換し、起動させる方法が確立されました。
以前からDL版があるタイトルならVitaで起動できましたが、これでDL版がないタイトルや、UMDを持ってるのに買い直すのは嫌だという人でも遊べるようになります。
必要なもの
- chovy-sign
isoを変換するツール。これがないと始まりません。
https://github.com/KuromeSan/chovy-sign/releases
一番上の最新版を使えば問題ないでしょう。現在の最新版はPUBLIC BETA 3。
- LocoRoco® -Midnight Carnival- 体験版
isoに署名を入れ、Vitaにはじかれないよう偽装するのに必要です。
事前にVitaへDLしておきます。体験版なので無料です。
カタカナで「ロコロコ」と検索すると表示されないので、「LocoRoco」「Midnight」等のワードを使ってください。
- コンテンツ管理アシスタント(CMA)
ロコロコをPCにコピー、及び偽装したPSPソフトをVitaにコピーするのに使います。
http://cma.dl.playstation.net/cma/win/jp/
非公式のQCMAというのもあるそうですが、今回は公式のツールでも問題なし。
設定もデフォルトのままでOKです(変えてもいい)。
- Vitaに入れたいソフトのiso
自分で吸い出してね。
割れ、ダメ、絶対。
ロコロコをPCにコピーする
VitaとPCをUSBケーブルで繋ぎ、もしくはWi-Fiで接続しCMAでPCにコピーします。
正しく接続できた場合、PCに通知が出ます。
うまく接続できない場合、一度USBのドライバを削除してみてください。自分はここで引っ掛かりました。
うまく認識できたら、Vita本体で操作を進めます。
Vitaの「コンテンツ管理」アプリ→『コンテンツをコピーする』→『PS Vita → パソコン』→『アプリケーション』→『PSP/その他』の順に押していくと
ロコロコが出てくるのでチェックを入れコピー。
コピーが終わったらVitaをケーブルから抜いておきます。
PSPのソフトを変換する
chovy-signを起動します。
場合によっては「WindowsによってPCが保護されました」と出るかもしれませんが、その時は『詳細情報』から『実行』してください。
こんな画面が出ます。
初回起動時はRIFとVersionKeyが埋まってないと思うので、Find From CMAをクリック。
ここにロコロコが出てくる人はクリックして、下のGO GIT THE~』もクリック。
出てこない人はBrowseをクリックして、PS Vitaフォルダ がある場所を指定します。
デフォルトではドキュメントにあるはずです。
最初の画面に戻るので、The PSP GameのBrowseをクリックしてisoイメージを指定します。
Compress PBPはデータを圧縮するかどうか。ゲームにもよりますが容量が半分近く減る場合もありますのでお好みで。
全部済んだら右下の「FREEDOM」をクリック!変換・署名が始まります。
なお、変換が終わった際に喋ります。大きな音ではないけど普通にビビるからやめてくれ…
Vitaにゲームをインストールする
変換が終わったらPCのCMAを起動し、「その他」タブから「データベースを再構築する」を押しておきます。
これで今作ったPSPソフトのVita版が認識されるようになります。
再びVitaとPCをケーブルまたはWi-Fiで繋ぎ、Vitaのコンテンツ管理で今度は『パソコン → PS Vita』から目的のPSPソフトをコピーします。
コピーが完了したらVitaにインストールされているはずです。
ホーム画面にバブルがあることを確認してください。
起動してみて問題なく動けば終了です。
公式のDL版ソフトと全く同じ感覚で使えるので、バイリニアフィルタリングや右スティック割り当ても可能です。
ただしスクショ不可なのも同じでした。
VitaTVにも同様の手順や、インストール済みのメモリーカードを指せば起動できます。
VitaTVなら当然HDMI出力ですよ!PSPが大画面・高画質に映し出されるのはなかなか圧巻です。
Vita本体をハックせずとも使えるというのは大きいですね。
PSPに比べVitaはハックしてる人も多くなく、一応公式サポートも続いているので
無改造でPSPソフトが起動できるというのは気が楽です。